しかしこれらキュクロプスとヘカトンケイルは、その恐ろしさから父ウラノスに憎まれ、
生まれたそばから大地の奥深くに閉じ込めてしまった。
胸を痛めたガイアは、鋼鉄の族を生み出して鋭利な大鎌をつくり、子供たちに呼びかけた。
今こそ、非情な父に制裁を下すとき!
ティタンの子らよ、この鎌をお取り!
子供たちは父を怖れたが、末っ子のクロノスだけがその鎌を取った。
ウラノスが夜を連れてガイアの元にやってきた。
ウラノスは情愛をもとめてガイアに手を伸ばす。
すると物陰からクロノスが踊り出、大鎌で父の男性を切り取り、背後に投げた。
新たな生命を生み出す能力を失ったウラノスは、同時に世界の覇権も失った。
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