オリュンポス12神


大神ゼウスを頂点とする、オリュンポス神族の面々です。
画像カーソルで、呉のどうでもいい勝手に設定が出たり。見づらいです・・・



浮気しまくりのえろ親父というイメージが強いですが、
全知全能の大神、頭の回転は素晴らしく速く、いつも世界の
安定を考えています。ただ、その素晴らしい頭脳を
女性とのことに使うことが多い…彼はどの女性に対しても
本気なんです。本人はそのつもりなのです。
でもなんだかんだ言って、戻ってくるのはヘラのところなのです。

ゼウス Zeus

ローマ名:ユピテル Jupiter 英名:ジュピター
天界を支配する、偉大なる大神。クロノスとレアの子。
雲や雷をつかさどる、あまたいる神々の頂点に立つ存在。
浮気性で、たくさんの女神・ニンフ・人間の女性と逢瀬を重ねて子を成している。
そのお相手の女性、その子供は、正妻ヘラの嫉妬によって多くの苦難を味わされ、
ひどい場合は命も落としかねない目に遭わされてしまう、罪つくりな神様。
父クロノスから、支配権を奪って玉座についた。
聖獣はワシ。王杓・雷挺を持つ。

オリュンポスナンバー2。実力はゼウスに勝るとも劣らず、
最高神の座を虎視眈々と狙い続けています。ゼウスが失態を
やらかすと真っ先に突っ込む。怒らせると怖いけれど基本的に
豪快。愛妻家で、力ずくで嫁にしたアンピトリテを溺愛。
彼も沢山の愛人がありますが、ゼウスに対抗して一族を
殖やそうとしている感じが…。

ポセイドン Poseidon(ポセイダイオン)

ローマ名:ネプトゥヌス Neputunus 英名:ネプチューン
ゼウスの兄弟で、自分が一番の次男。大海と地震をつかさどる。
性格は怒りっぽく乱暴で、彼の機嫌が悪いと地震が起こり海が荒れるという、恐ろしくも迷惑な方。
正妻アンピトリテ(ネレイデス(海の老人ネレウスの50人の娘たち)の一人)との間に、息子トリトンと
娘ロデーを儲けたほか、たくさんの愛人との間に子がいる。オリオンもその一人。
聖獣は馬。三叉の鉾(トライデント)を持つ。

嫉妬すさまじい年増に描かれることが多い彼女ですが、嫉妬と
いうよりも結婚の神という立場からくる、一夫一妻制を
護るための使命感によるものなのです。
ゼウスに対しては拗ねたり厭味を言ったり、困らせて
気を引こうとする可愛い人。
嫉妬だって、ゼウスを愛しているが故なのです。

ヘラ Hera(ヘレー)

ローマ名:ユノ Juno 英名:ジュノー
ゼウスの姉にして正妻。結婚をつかさどる女神。ジューンブライドは彼女の名から。
にもかかわらず、彼女の結婚生活はゼウスの浮気性のせいで悲惨なもの。
ゼウスの愛人に嫉妬の炎を燃やし、昼ドラさながらいびり倒す。
その子供も例外ではなく、彼女によって多くの女性とその子がかわいそうな目にあっている。
彼女自身は結婚の神として一夫一妻制を遵守。聖獣は孔雀。聖花はユリ。

冷静沈着で、人々に豊作をもたらす優しい神様。
ただ愛娘ペルセポネの溺愛ぶりは周りが引くほど。
娘を強奪したハデスとそれを容認したゼウスが大っ嫌い。
とくにハデスとペルセポネのツーショットを見てしまった日には…
けれど、だからといってポセイドンを特別好きな訳でもない。
彼女が心を許す男性はイアシオンだけ・・・だといいなあ。

デメテル Demeter

ローマ名:ケレス Ceres 英名:セリーズ
ゼウスの兄妹で、穀物・農業の神。
ゼウスとの間にペルセポネをもうけているが、姉妹のためかヘラのいじめは受けていない。
温和で豊作をもたらす優しい神だが、いったん怒らせると手のつけようがない。
自らつかさどる穀物に八つ当たりし、凶作をもたらして人間を困らせる恐い神様。
ベルセポネを溺愛していて、なんかもう一身同体みたいになっていて、同一視されたりもする。
ポセイドンとの間には駿馬アリオンを、人間イアシオンとの間に富の神プルートスを産んだと言われているが、後者はゼウスに妬まれて雷で焼き殺されたとも。

振られまくりの悲劇の貴公子。十二神きっての美青年で、
文武両道な完璧人ですが、彼はそれをしっかり自覚しちゃって
いるので厄介。彼曰く「完璧だから逆に近寄りがたいのかな…」
また重度のシスコン。本人は自覚無しですが、好きになるのは
清楚で溌剌としたアルテミスタイプの女性が多いです。
アルテミスの影を追いかけているから振られるのですよ…
気付け、アポロン。
実はゼウスのことをあまり好きではない。(女の子取られるから)

アポロン Apollon

ローマ名:アポロ Apollo 英名:アポロ
ゼウスとレトの息子。アルテミスとは双子。
理性の光の象徴で、弓矢を得意とし、芸術・医術・予言・学問など、その支配領域は多岐にわたる。
頭脳明晰・スポーツ万能で、ギリシャ男子の理想人物として描かれる美男の貴公子。なのに、なぜか女性には振られまくる。多くの女性・少年を愛したが、悲恋に終わってしまうことが多い。
ローマ神話では、太陽神ヘリオスと同一視され崇められた。何気にゼウスに反逆した過去あり。
親友ヘルメスからもらった竪琴と、月桂樹がトレードマーク。

清楚で潔癖、純潔の処女神。男なんて大っ嫌い。
元気溌剌な女の子で、ニンフをつれて野山を駆け回るのが
大好き。同じ処女神アテナを敬愛していて、たまに気がつくと
アテナの取り巻きの中に紛れていることも。
潔癖さ故に残忍なところもあり、かちんとくるとすぐに
弓矢攻撃を仕掛けたり生贄を要請したりと感情の起伏が激しく極端。

アルテミス Artemis

ローマ名:ディアナ Diana 英名:ダイアナ
ゼウスとレトの娘。アポロンとは双子。
弓矢を得意とし、"動物たちの女主人"との異名もある処女神。古くは多産の神でもあった。
狩りを好み、処女のニンフたちを引き連れて森の中を駆け回っている。
筋金入りの男嫌い。オリオンは唯一の例外・・・狩り友達。
ローマ神話では、月神セレネと同一視された。乙女の清らかさと、冷徹で残忍な面をあわせ持つ。
聖獣は雌鹿、熊。

姉さん気質で男女問わず人気があるアテナ。彼女の周りは
ファンのニンフが常に取り巻いています。
処女神ですが男性自体が嫌いではなく、オデュッセウスのような
知恵者の勇者は庇護というより贔屓します。
アレスとは何かと対立しますが特別嫌いな訳ではなく、
本人もアレスをからかうのを面白がっている節があります。
またかなりのパパっ子で、何かとゼウスの肩を持つことが多い、
ゼウスにとっては頼もしい愛娘。

アテナ Athena

ローマ名:ミネルヴァ Minerva 英名:ミネルウァ
ゼウスと知恵の神・メティスの娘。
メティスから生まれる男子は親をしのぐとの予言があったため、ゼウスはメティスを飲み込んで子供を生めなくした。 だが月が満ちるとゼウスの頭が痛み出し、プロメテウスもしくはへパイストスがゼウスの頭を斧で割った。 すると額から完全武装したアテナが雄叫びをあげながら飛び出してきた・・・という
とんでもない生い立ちをしている。
知恵と学問と戦をつかさどる処女神で、戦略的な戦い方を好む。
勇者には優しく、かなりひいきをする。聖獣はフクロウ、聖樹はオリーブ。

嫡男なのに、どうしてこうもヘタレてしまうのか…
アレスによって支配権が奪われることは絶対にないですね…
よかったねゼウス様。折角の美形なのに、アテナを
ライバル視して戦いを挑んではことごとく敗れています。
アテナのことを特別嫌いな訳ではなく、意地っ張りになっている
節があります。つまりガキです。

アレス Ares

ローマ名:マルス Mars 英名:マース
ゼウスとヘラの息子で、戦神。つまり嫡男なのだが、ギリシア神話ではどうにもヘタレキャラな人。
親の血を継いでかなりの美形。アプロディテとは愛人関係。
トロイア戦争ではギリシャ側の戦士ディオメデスと戦い、(アテナの手助けもあるが)傷を負わされて
ゼウスに泣きついたり、アプロディテの夫ヘパイストスに密会現場を押さえられたりかなりのヘタレ。
同じ戦神でも、アレスは猪突猛進型なので、作戦を用いるアテナには勝てない。
けれど、戦いの多かったローマでは、マルスは人気者。英語で3月のMarchはマルスが転じたもの。

男は顔じゃない!を地で行く方。他のワガママな神様に比べて
温厚で口数も少なく、背中で語るタイプ。
ピカイチの鍛冶の腕で皆から信頼されています。
アプロディテと結婚したのが運の尽き…
始めは何やかんやありましたが、今は悟りの境地。
(他の神に比べて)常識人のアテナとは酒飲み仲間。

へパイストス Hephaistos

ローマ名:ウルカヌス Vulcanus 英名:バルカン Vulcan
ゼウスとヘラの息子。ゼウスが一人でアテナを生んだことに嫉妬したヘラが一人で生んだとも。
ブサイクだからという理由で天界から実母ヘラに投げ捨てられた説、ゼウスとヘラの夫婦喧嘩の
仲裁に入ってゼウスに突き飛ばされた説、天界から落ちる途中で島にぶつかって足が悪くなり、海に墜落してしまった説、もともと足が悪かった説など様々ですが、とにかく設定がかわいそうな人。
火の神・鍛冶の神で、手先が器用。神々の武器や装飾品を作ったりしている。
正妻は意外にも愛の女神・アプロディテですが、円満な夫婦生活とは言い難い・・・

何かとえろいセクハラねーちゃん。男をその気にさせるのが
得意で、かどかわした男は数知れず。けれど好み
は割と徹底していて、性格うんぬんより顔が決め手。
夫ヘパイストスのことは男だと思っていません。
彼女にとって彼はアクセサリー作ってくれるお友達です。
プライドの高さは神の中でも一・二を争い、自分が一番
美しいと信じて疑いません。

アプロディテ Aphrodite(アプロゲネス・キュテレイア・キュプロゲネスetc.)

ローマ名:ウェヌス Venus 英名:ヴィーナス
御存じ、性愛と美の女神。
ゼウスとディオネとの娘という説もあるが、クロノスによって切り取られたウラノスの陰部が海に落ち、そこから湧き立つ泡の中から生まれた、という性愛の女神にふさわしいが尋常ではない誕生の仕方が一般的。
奔放な性格で、夫・へパイストスのほかに多くの愛人を持ち、戦神アレスが有名。他にも伝令神
ヘルメスとの間にも子をなし、ポセイドンやディオニュソスとも関係がある。
側にアレスとの子と言われるエロスを連れていることが多い。聖花はバラ、聖獣はハト・白鳥。

親しみやすく憎めない人柄で交遊の幅も広いヘルメス。
ちゃっかりしていて頭も切れ、ゼウスに絶大な信頼を寄せられて
います。しかしそれは実は計算されたキャラクターで、整った
外見を生かしお姉様方の受けをよくするために自らが作り
出したもの。本性はかなりの腹黒。酔っ払うと本性が露呈。
それを知っているのは、親友のアポロンだけです。

ヘルメス Hermes

ローマ名:メルクリウス Merculius 英名:マーキュリー
ゼウスとマイアの息子。伝令神。おもにゼウスのお使い神として描かれる。
旅人・商人・泥棒の守護神など、多彩な性格をもつ。ハデスへの道案内もする。
生まれてすぐにアポロンの牛を50頭も盗み出し、トリックを使って証拠隠滅を謀ったり、ゼウスの前で
しゃあしゃあと嘘をついたりと、なかなかの肝っ玉の持ち主。
アポロンとはその後、牛とヘルメスが発明した竪琴を交換して和解、今は無二の親友同士。
羽の生えたサンダル、つば広の帽子(ぺタソス)を身につけ、アポロンからもらった二匹のヘビが
からみついた眠りをもたらす伝令杖を持つ。

気分屋で、読めない性格をしています。
オリュンポス宴会幹事で、本人はお酒に滅法強く、
他の人が酔い潰れるのを見るのが趣味。
ただしテンションは素面でも酔っ払い。
またアプロディテの血を引いているせいか、この方もえろい。
雰囲気がえろい。愛人の数は男女問わず多数。
親の愛を知らないためマザコンの気があり、
今まで俺様で成長してきた反動かマゾっ気も多少見られます…

ディオニュソス Dionysos

ローマ名:バックス 英名:バッカス
ゼウスとテバイの王女ダナエとの息子。ゼウスの雷で焼け死んだダナエの胎内からすくい出され、
ゼウスの腿に縫いこまれ月満ちて生まれたため、母親が人間であるにも関わらず神として生まれた。
狂気、演劇をつかさどり、しばしば理性をつかさどるアポロンと対立関係で描かれる。
ぶどう酒を発見し、ヘラに追われて放浪の旅をしながら酒を広める。
バッカス教の教祖でもあり、彼の後には信者バッカイ・マイナスたち―つまり酔っ払いがついて回る、はた迷惑な神。バッカスの教えに従わないものは、みな悲惨な最期を遂げている。
聖獣はイルカ、ヒョウ、ヘビ。聖樹はブドウ、キヅタ。キヅタを頭に巻き、テュルソス(松ぼっくりのついた杖)、酒杯を持つ。正妻はクレタの王女アリアドネ。


ディオニュソスの代わりに、以下のいずれかが12神とされることもあります。

清楚で奥ゆかしく、深窓の美女的イメージ。
個性爆発な神様の中では埋もれてしまいがちだけれど、
誰にでも優しく、皆から好かれています。
物静かで常識人で出来た方。ただ少し天然の気があり、
おっとりと爆弾発言をすることもしばしば。
処女神アテナ・アルテミスから絶大な支持を得ています。

ヘスティア Hestia

ローマ名:ウェスタ Vesta 英名:ベスタ
ゼウスの長姉または末妹で、かまどと家庭をつかさどる。孤児たちの守護者。
彼女についての神話はほとんどないが、かまどは古代ギリシャの家の中心で、神聖なものとして崇められていた。
アポロンやポセイドンにプロポーズされたこともあるが、処女神。
ヘスティアに仕える巫女も処女が条件。
ディオニュソスに12神の座を譲ったともされる、争いを厭う優しい神様。

滅多にオリュンポスに行けませんが、根が真面目なので
冥界でのお仕事はきっちりこなしてます。部下受けもよいです。
冷酷残忍と言われる彼も妻ペルセポネにだけはめちゃくちゃ甘く
そのらぶらぶっぷりは他の神々が見たら「あのハデスが!」と
驚愕するほど。期限つきの結婚生活が二人を永遠の
新婚さんにしているのかも知れません。
本人自覚はないですがかなりの天然ボケのため彼の側近は
手腕が問われます。

ハデス Hades(ディース・アイドネウス)

ローマ名:プルトーン Pluton 英名:プルート
もともとクロノスの息子の中で長兄だったのに、後に飲み込んだ者から吐き出されたので、
順番が逆になり末弟になってしまったり、支配領域を決めるくじで冥界を引き当ててしまい、
そのせいで忌み嫌われるようになってしまった、可哀想なお方。
死者の国ハデスの支配者。性格は陰気で残忍。"笑わない"とも言われる。
妻はデメテルとゼウスの娘、ペルセポネ。無理やり掻っ攫ってきたため当初の仲は険悪でしたが、
そのうちそうでもなくなった模様。他の兄弟と比べて浮気は極端に少ない。
かぶると姿が見えなくなる兜を持つ。地下から滅多に出てこないため、12神から外されることが多い。



_back